転職理由の書き方・伝え方

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履歴書や職務経歴書に転職理由を書いたり、面接で転職理由を質問された場合、本当のことを書いていいのだろうかと悩んでしまうことががありますよね。
転職したい理由ですから、希望する仕事ができないなど多少ネガティブな内容が含まれることは仕方ありませんが、仕事を辞めたい理由をそのまま正直に伝えてしまうとネガティブな内容になってしまう為、伝え方には工夫が必要です。

とはいえ、全く嘘の理由を作ってしまうのは、どこかでぼろが出てしまったり、転職で解決した方問題を解決できなかったりとデメリットが大きい為おすすめできません。
辞めたい理由ばかりを伝えるのではなく、こんな仕事に挑戦したいなどといった前向きな目標やキャリアビジョンを伝えることがポイントです。

一般的によく使われる転職理由

転職を希望する人の中で、最も多い転職理由は「業務内容」です。
例えば、「今の仕事にやりがいを見出せない」「今よりも難易度の高い業務に携わりたい」「別の仕事内容に挑戦したい」といったものがあります。

次に多いのは「キャリアチェンジ」の為です。
「職種を変えたい」「違う業種に挑戦したい」などの理由が含まれます。
こちらは未経験転職がしやすく、新卒で入社した会社があっていなかったと感じている第二新卒の世代に多い転職理由です。

続いて、「年収アップ」「労働時間や休日などの待遇」なども転職の理由として挙げられることが多いです。
条件や待遇については、近年の働き方に対する意識の高まりもあり、いち早く残業をなくしたり休日を増やしたりといった取り組みをしている企業も増え、そういった企業に対する憧れからもこういった理由が増えていると言えます。

今の仕事内容に不満があったり、より良い待遇で働きたいと感じたりすることで転職を考えるのが一般的な転職理由ということが分かります。
しかし、これらの転職理由をそのまま企業の採用担当者に伝えてしまうのは危険です。
以下で転職理由を上手く伝えるポイントを見ていきましょう。

採用担当者が見る転職理由のポイント

企業の採用担当者が転職理由を知りたい理由は、主に以下の点を確認する為であると言えます。

・応募者が自社に入社したとして同じ理由で辞めてしまう事はないか
・応募者が転職で叶えたいことを自社で実現できそうか
・応募者の意欲や人間性

「何が好きで何が嫌いなのか」「人生においてどんなことを重視しているのか」といったその人の人間性が最も表れるのが転職理由です。

採用担当者は転職理由から、転職活動を始めた経緯をだけでなく、その人の人間性が見極めようとしているのです。

転職理由と退職理由を分けて伝える

多くの人が転職理由と退職理由を混同して考えてしまいがちですが、この2つは全く別物です。

退職理由には、「待遇が良くない」「人間関係が合わない」など、多くの場合ネガティブな要素が含まれます。
しかし転職理由は、自分の抱えている問題をどのように解決していきたいかをポジティブに伝えることが大切です。

退職理由がネガティブなものだったとしても、転職理由で今後のキャリアビジョンをポジティブに伝えることで、「ただ不満があるから辞めたい」といった印象を持たれるのを防ぐことが出来ます。

志望動機と転職理由に一貫性を持たせる

採用担当者は「一貫性」を重視します。
転職理由や志望理由に、その人の経歴において一貫したストーリーがあることが望ましいですね。

転職理由と志望動機がきれいに論理的に繋がっていると、それだけで話に説得力がでます。

「転職の理由となる要因」がこの会社に入社することでなぜ解消されるのかを論理的に簡潔に説明できるようにしておきましょう。

転職理由を考案する手順

採用担当者に納得してもらえるような転職理由は、説得力があることが重要です。
以下の手順で、自分の考えを整理して作っていきましょう。

1.退職したい理由を素直に書き出す
2.自分の努力では改善できないものを洗い出す
3.問題の解決方法をポジティブに表現する
4.入社後の目標を考える

まずは、退職したいと思った理由やきっかけとなった出来事を正直に箇条書きにしていきましょう。
今の会社が、なぜ自分に合わないのか、どのような環境や待遇を求めているのかをありのままに書き出してみます。

次に、書き出してみた退職理由の中で、会社の環境や組織体制が原因で自分の努力では変えられないことを取り出します。
採用担当に気持ちになって、「それならしかたない」と納得してもらえるような理由を選びましょう。
もしここで、自分の努力で変えられないことがないのであれば、今はまだ転職する時期ではないのかもしれませんので慎重に考える必要がありそうです。

次に、その問題を今回の転職によってどのように解決したいのか、ポジティブに表現します。
職場への不満や批判だけを伝えるのではなく、自分の目標やキャリアビジョンを実現できない要因としてどうしても解消できない問題があり、今回の転職でそれを解消することが出来るということを客観的に納得できるように説明しましょう。

転職理由がまとまったら、転職先の企業でどのような目標を達成したいかを考えます。
転職することで今ある問題を解決したうえで、自分がどのように活躍していきたいのか、応募先の企業がどんな人物を求めているのかを考慮して考えることが大切です。
企業が求める人材は、求人票や会社のHPをしっかり読み込んでリサーチすることが出来ます。

履歴書や職務経歴書に転職理由は書かないのがベター

職務経歴書には、退職理由や転職理由を書く必要はありません。
職務経歴書は特に決められたフォーマットがない為、特別に指定がない限りは退職理由や転職理由は明記しないほうが無難です。

職務経歴書は簡潔に分かりやすく記載することが求められます。
限られたスペースと文字数の中では、転職理由を正しく伝えきれない可能性があります。
面接でも必ず質問されることでもあるため、誤解のないよう、あえて職務経歴書に転職理由を書く必要はありません。

また、職務経歴書の作成にあまり時間をかけていられませんよね。
中途採用は、スピード感が非常に大切です。
応募するまでに時間をかけることがないよう、職務経歴書は応募する会社によって書き換える必要の無いようにしておくのが効率的です。

まとめ

採用担当者は転職理由を通じて、その人の「人間性」を見ています。
退職理由で、自分の目標やキャリアビジョンを実現できない要因を、志望動機で、今回の転職でそれを解消することが出来る事を伝えるのが王道です。

退職したい理由には、ネガティブな内容が含まれるのは仕方ありませんが、転職理由として伝えるときには、転職先でどのように活躍したいかをポジティブに伝えることが大切です。
そうすることで、採用担当者を納得させるだけでなく、意欲的な印象をもってもらえる為、転職成功の確率を上げることが出来ます。

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